質問

NSスピードウェイで行われているラリークロスのレースに参加したいのですが、どのマシンを買えば良いでしょうか?

回答

ラリークロスのレースには次のような4つの部門があります。

1.「ラリークラス」
2.「2WDバギークラス」
3.「4WDバギークラス」
4.「クラシックバギークラス」

どの部門に参加したいかによって購入するマシンが異なりますので、以下でそれぞれ詳しく解説します。(マシンの選択肢が幅広いので、今回は初心者向けのおすすめを解説します

ラリークラスに参加したい場合

おすすめはXV-01

ラリークラスで一番のおすすめはタミヤのXV-01です。これが売り切ればかりでほとんど市場に出回っていなかったのですが2022年4月現在、在庫が復活してきました!

ラリー用として開発されたマシンなのでラリーのレースに最適ですし、コーナーでのロール感など走っている姿がカッコいいのも良いですよね。

新型のXV-02が発売されましたが、ベルト車が好みならこちらのXV-01を購入するのもありだと思います。

XV-01を購入する場合は、最低限オプションのフロントのユニバーサルシャフトを付けましょう!(付けないとサーキット走行ではフロントのドックボーンが外れまくります)

店舗で見つからない場合はヤフオクなどで探すしかないのですが中古なのに値段がかなり上がりますので手が出しずらいところです。

XV-01をヤフオクで探す場合はこちら

高いでしょ(笑)
そうなると次のおすすめは「TT-02のラリー仕様を購入する」か、「TT-02Type-Sをラリー仕様に改造する」かどちらかとなります。

TT-02Type-Sをラリー仕様に改造するという方法

もともとはツーリング用のTT-02 Type-Sをラリー仕様に改造するのも比較的簡単にできます。これも結構よく走る(Aメインメンバーでこれを使ってる人がいる)ので一つの方法です。

それ以外は、入門用のTT-02キットを買う

上記以外なら、入門用のTT-02キットを買うという方法もあります。キットが僅か1万円ちょっとで買えるという事もあってハードルが低くなっています。

もしTT-02を購入する場合は、最低限オプションのフロントのユニバーサルシャフトを付けましょう!(付けないとサーキット走行ではフロントのドックボーンが外れまくります)

新しいもの好きの場合はXV-02を買う

新しいもの好きの方は、タミヤの新型ラリーシャーシであるXV-02を買うという方法もあります。

設計としては速く走る事を追求したマシンではなく、ラリー車のロール感など実車っぽさを楽しみつつ、その上である程度の速さを求めるマシンなので、純粋な速さより実車感を楽しみたい方におすすめです。

説明書通りに作った状態だと、ロールが多すぎて速く走るのは大変ですが、ダンパーオイルを固くしたりスタビライザーを入れたり、センターデフを入れたりしていくと凄く速く走るマシンに大変身します。

2WDバギークラスに参加したい場合

2WDバギーの場合、上位陣はほとんどがハイエンドバギーを使っているのですが、ハイエンドバギーはキットだけで4万円以上するのでおすすめするには気が引けます。
そのため、初心者の場合はAメインに入るような上位陣の事は無視して、Bメイン・Cメインでレースを楽しむと言うのはいかがでしょうか。

2WDのおすすめその1

その前提でおすすめとなると、多くの人はタミヤのDT-03を紹介すると思いますが、私は独断と偏見でタミヤのDT-02である「サンドバイパー」をおすすめします!

その理由として、「サンドバイパー」には最初からCVAオイルダンパーが標準で付いている上に、ベアリングも標準で付いてくるという圧倒的なコストパフォーマンス!
それに引き換え、DT-03にはこれらが付いてないんです。別で買う必要があって、これは余計な出費だと個人的には思います。

更に、DT-02とDT-03はリヤのギヤボックスが全く同じ形なので基本的な性能差はほとんどありませんが、DT-03はホイールベースが長いので小回りが利きにくいと言う弱点があります。広いサーキットでは問題ないのですが、NSスピードウェイのラリークロスで使用するコースはタイトコーナーが多いコンパクトなレイアウトなので小回りが利くDT-02の方がおすすめです。

そのため、初心者の方がラリークロスに参加したい場合はタミヤのサンドバイパーをおすすめします!

2WDのおすすめその2

いやいや、初心者でもやっぱりレースで勝ちに行きたい!でもハイエンドマシンは高すぎる!

そんな方には、3レーシングのCACTUS(カクタス)をおすすめします。

性能は数年前のハイエンドマシンに匹敵するのにも関わらず、市場価格1万8000円ほどという驚異的な価格です。(ハイエンドマシンは軽く4万円超え)

実際にこのマシンでレースに参加している方も2~3人いまして、速い人はAメインに入っています。

しかし、人気がありすぎて売り切れが多いのがちょっと・・・

これ以上のマシンが欲しいときはハイエンド2WDバギー

これ以上のマシンが欲しいときは、思い切ってハイエンド2WDバギーを買うという選択になります。

最近ではハイエンドバギーにも廉価版が発売されてきましたので、3万円ほど出して廉価版を買うのが良いかもしれません。

この辺りになってくると、一度NSスピードウェイに足を運んでいただいて、常連さんに相談しながら決めると失敗が無いと思います。

4WDバギークラスに参加したい場合

4WDバギーの場合も2WDバギーと同じように上位陣はほとんどがハイエンドバギーですが、少しだけ状況が異なります。
それはAメインに入る上位陣の中にはタミヤのDB01「ドゥルガ」やTT-02B「ネオスコーチャー」が入っている点です。

2WDバギーほどはハイエンドとローエンドのマシンの性能差が無い(ホントは差があるけど、まだ何とかなる)ので、腕さえ磨けばミドルクラスやローエンドのマシンでも十分に上位と戦えます。

そのため、タミヤのDB01「ドゥルガ」やTT-02B「ネオスコーチャー、デュアルリッジ」あたりを買って楽しむのが良いと思います。
この2つを比較すると圧倒的にDB01の方が高性能なので、両方とも在庫があるならDB01を選ぶと良いと思います。

そのうち、腕が上がって上位のマシンが欲しくなった時にハイエンドの4WDマシンを買うと良いと思います。

※DB01やTT-02Bを買う場合は、必ずフロントのユニバーサルシャフトも一緒に買いましょう。それだけで大きなトラブルが1つ減りますので必須オプションです。

※ちなみに、新しめマシンであるタミヤのTD4は・・・・。

クラシックバギークラスに参加したい場合

クラシックバギークラスの場合は、正直自分が好きなクラシックバギーを買って参加して大丈夫です。
このクラスは昔懐かしのマシンを使って、低速度のレギュレーションにして、走ることを楽しむレースです。

そのため、好きなマシンを買って参加してOK!
ちなみに参加できるマシンは「2000年以前に発売されたオフロードカーとその復刻版」となっています。

昔あこがれていたホットショットを買うもよし、タミヤ最強のクラシックカーであるトップフォースを買うもよし、当時圧倒的な速さを誇っていたオプティマ系を買うもよし、2WDのスコーピオン系を買うもよし、とにかく自分が欲しいマシンを買って参加するのが正解です!

ただし、懐かしいと言ってもグラスホッパー、ホーネット、グラスホッパー2は他のクラシックマシンと比べて性能的にかなり苦しいのは否めません。
レース中とても辛い思いをすると思いますので、これらのマシンを買う場合はある程度覚悟して買いましょう!

まとめ

いろいろと紹介してきましたが、一番良いのは予算を決めたうえで休日にNSスピードウェイにお越しいただき、常連さんに相談するのがベストです。

皆さん親切に教えてくれますし、場合によっては実物を比較することもできるので時間がある場合はぜひお越しください。(見学&相談はもちろん料金がかかりません。)