NSスピードウェイで行われているラリークロスのレースに参加したいのですが、どのマシンを買えば良いでしょうか?
ラリークロスのレースには次のような4つの部門があります。
1.「ラリークラス」
2.「2WDバギークラス」
3.「4WDバギークラス」
4.「クラシックバギークラス」
どの部門に参加したいかによって購入するマシンが異なりますので、以下でそれぞれ詳しく解説します。(マシンの選択肢が幅広いので、今回は初心者向けのおすすめを解説します)
ラリークラスに参加したい場合
おすすめはXV-01
ラリークラスで一番のおすすめはタミヤのXV-01です。これが売り切ればかりでほとんど市場に出回っていなかったのですが2022年4月現在、在庫が復活してきました!
ラリー用として開発されたマシンなのでラリーのレースに最適ですし、コーナーでのロール感など走っている姿がカッコいいのも良いですよね。
新型のXV-02が発売されましたが、ベルト車が好みならこちらのXV-01を購入するのもありだと思います。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC スバル インプレッサ WRX STI チームアライ(XV-01) [58528]](タミヤ)
【 ダート走行が似合う、APRC北海道大会優勝マシン 】 2011年のAPRC(アジアパシフィックラリー選手権)北海道大会を制したチームアライのスバル インプレッサWRX STIの電動ラジオコントロールカー組み立てキットです。エッジの効いたオーバーフェンダーを採用した5ドアハッチバックボディをポリカーボネートでリアルに再現。ルーフのエアインテークやユニークな角形のドアミラーを別パーツで再現してフォルムを引き締めます。また、ホワイトをベースにしたレッドとブルーのグラフィック、多くのスポンサーマークはステッカーで用意。ラリーカーらしい派手なカラーリングも手軽に仕上がります。16本スポークホイールにインナースポンジ内蔵のラリーブロックタイヤをセットして、土煙をまきあげての迫力ある走りがたっぷり楽しめます。
【 フロントモーター・ベルトドライブ4WDのXV-01シャーシを採用 】 シャーシはオンロードはもちろんダート走行も可能なベルトドライブ4WDのXV-01を採用。モーターをフロントエンドに搭載して走行安定性を高め、メインフレームは防塵性に優れたボックス構造。前後のギヤボックスをはじめ、ドライブベルトやRCメカ、バッテリーをフルカバーするとともに、フレーム裏面に走行中の泥や石を排出する開口部を設けてダート走行に対応。泥よけ用のインナーフェンダーも装備しました。また、ステアリングリンケージは、ギャップ走行などでタイヤが上下してもホイールアライメントが変わりにくいロングタイプ。縦置きされるバッテリーはボディをはずさずに交換可能なボトムハッチ仕様。さらに、前後の密閉式ギヤボックスには、高性能なオイル封入式のギヤデフを内蔵しました。
【 基本スペック 】 ●全長434mm、全幅188mm、全高150mm ●ホイールベース 257mm ●フレーム=モノコックタイプ ●駆動方式=ベルトドライブ4WD ●デフギヤ=前後ともギヤデフ ●ステアリング=3分割タイロッド式 ●サスペンション=4輪ダブルウィッシュボーン ●ダンパー=CVAオイルダンパー ●ギヤ比=8.04:1(キット標準の68Tスパー、22Tピニオン時) ●駆動系はフルベアリング仕様 ●540タイプモーター付き ●スピードコントローラー=ESC仕様(別売)
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC ランチア デルタ インテグラーレ(XV-01) [58569]](タミヤ)1992年の世界ラリー選手権チャンピオンマシンがRCで登場です。エッジが立ったブリスターフェンダーやルーフ後端のスポイラーなどを装備した戦闘的なフォルムをポリカーボネートでリアルに再現。ラリーカーらしく、オンロードからダートまで走行可能なフロントモーター・ベルトドライブ4WDのXV-01シャーシを採用。
XV-01を購入する場合は、最低限オプションのフロントのユニバーサルシャフトを付けましょう!(付けないとサーキット走行ではフロントのドックボーンが外れまくります)
店舗で見つからない場合はヤフオクなどで探すしかないのですが中古なのに値段がかなり上がりますので手が出しずらいところです。
XV-01をヤフオクで探す場合はこちら
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高いでしょ(笑)
そうなると次のおすすめは「TT-02のラリー仕様を購入する」か、「TT-02Type-Sをラリー仕様に改造する」かどちらかとなります。
TT-02Type-Sをラリー仕様に改造するという方法
もともとはツーリング用のTT-02 Type-Sをラリー仕様に改造するのも比較的簡単にできます。これも結構よく走る(Aメインメンバーでこれを使ってる人がいる)ので一つの方法です。
それ以外は、入門用のTT-02キットを買う
上記以外なら、入門用のTT-02キットを買うという方法もあります。キットが僅か1万円ちょっとで買えるという事もあってハードルが低くなっています。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC スバル インプレッサ モンテカルロ'99(TT-02) [58631]](タミヤ)1999年の世界ラリー選手権を戦ったマシンが電動RCカーで登場です。ブリスターフェンダーを持つ迫力のフォルムをポリカーボネートでリアルに再現。スバルの六連星やゼッケンなどはステッカーで用意しました。シャーシはシャフト4WDのTT-02。ゴールドのフィンデザインホイールに、ラリーブロックタイヤを装着しました。
もしTT-02を購入する場合は、最低限オプションのフロントのユニバーサルシャフトを付けましょう!(付けないとサーキット走行ではフロントのドックボーンが外れまくります)
新しいもの好きの場合はXV-02を買う
新しいもの好きの方は、タミヤの新型ラリーシャーシであるXV-02を買うという方法もあります。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC XV-02 PRO シャーシキット [58707]](タミヤ)【 走行フィールドが広がる本格ラリーシャーシ 】 モーターをフロントミドに縦置きし、車体中央のスパーギヤから前後等長プロペラシャフトを介して動力を伝達。オンロードはもちろん、フラットダートで豪快なラリー走行も楽しめる、走行フィールドを広げたシャフトドライブ4WDシャーシです。前後に39Tギヤデフを装備し、セッティング用として40Tギヤを1枚セット。組み合わせの変更により前後の駆動配分を変えることも可能です。さらに、重量物をセンターに寄せて搭載し、シャーシ幅もナロー化。ダブルウィッシュボーン4輪独立サスペンションにはアルミシリンダー製ロングオイルダンパーを装着しました。
【 主な装備パーツ 】
<駆動系>:フルベアリング仕様、前後アルミプロペラシャフト、前後オイル封入式ギヤデフ(39Tを2枚、40Tを1枚セット)、前後ユニバーサルドライブシャフト
<足まわり>:前後アルミロングダンパー(ブルーキャップ仕様)、キャスター角6度のキャスターブロック、ターンバックルアッパーアーム
<シャーシまわり>:スキッド角を設けたフロントウレタンバンパー、ポリカーボネート製シャーシカバー、アルミ製サーボマウント、ハイトルクサーボセイバー
【 基本スペック 】 ●シャーシ長368mm(ボディ等含まず) ●シャーシ幅180mm ●ホイールベース257mm ●フレーム=バスタブタイプ ●駆動方式=フロントミドシップモーター・シャフトドライブ4WD ●デフギヤ=前後ともオイル封入式ギヤデフ ●ステアリング=3分割タイロッド式 ●サスペンション=4輪ダブルウィッシュボーン ●ダンパー=アルミシリンダー製ロングオイルダンパー(ブルーキャップ仕様) ●ギヤレシオ=キット付属の19Tピニオン使用時は9.58 :1 (別売のピニオンと組み合わせて10.71:1~6.28:1までの14種類のギヤ比が選択可能) ●スピードコントローラー=ESC仕様(別売)
【 別にお求めいただくもの 】 ●ボディ ●540タイプモーター ●RCメカ:2チャンネルプロポセット(送信機、受信機、ESC、ロープロファイルサーボ推奨) ●走行用バッテリー ●充電器 ●送信機用電源
シャーシ長=368mm ボディ、モーター、RC装置、バッテリー等は製品に含まれません。
設計としては速く走る事を追求したマシンではなく、ラリー車のロール感など実車っぽさを楽しみつつ、その上である程度の速さを求めるマシンなので、純粋な速さより実車感を楽しみたい方におすすめです。
説明書通りに作った状態だと、ロールが多すぎて速く走るのは大変ですが、ダンパーオイルを固くしたりスタビライザーを入れたり、センターデフを入れたりしていくと凄く速く走るマシンに大変身します。
2WDバギークラスに参加したい場合
2WDバギーの場合、上位陣はほとんどがハイエンドバギーを使っているのですが、ハイエンドバギーはキットだけで4万円以上するのでおすすめするには気が引けます。
そのため、初心者の場合はAメインに入るような上位陣の事は無視して、Bメイン・Cメインでレースを楽しむと言うのはいかがでしょうか。
2WDのおすすめその1
その前提でおすすめとなると、多くの人はタミヤのDT-03を紹介すると思いますが、私は独断と偏見でタミヤのDT-02である「サンドバイパー」をおすすめします!
その理由として、「サンドバイパー」には最初からCVAオイルダンパーが標準で付いている上に、ベアリングも標準で付いてくるという圧倒的なコストパフォーマンス!
それに引き換え、DT-03にはこれらが付いてないんです。別で買う必要があって、これは余計な出費だと個人的には思います。
更に、DT-02とDT-03はリヤのギヤボックスが全く同じ形なので基本的な性能差はほとんどありませんが、DT-03はホイールベースが長いので小回りが利きにくいと言う弱点があります。広いサーキットでは問題ないのですが、NSスピードウェイのラリークロスで使用するコースはタイトコーナーが多いコンパクトなレイアウトなので小回りが利くDT-02の方がおすすめです。
そのため、初心者の方がラリークロスに参加したい場合はタミヤのサンドバイパーをおすすめします!
2WDのおすすめその2
いやいや、初心者でもやっぱりレースで勝ちに行きたい!でもハイエンドマシンは高すぎる!
そんな方には、3レーシングのCACTUS(カクタス)をおすすめします。
性能は数年前のハイエンドマシンに匹敵するのにも関わらず、市場価格1万8000円ほどという驚異的な価格です。(ハイエンドマシンは軽く4万円超え)
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。CACTUS バギープロフェッショナル(ミッドモーター) [KIT-CACTUSPRO]](3Racing)※画像は組み立て完成例です。
※生産ロットにより、付属の塗装済みボディのカラーが異なります。(グリーン・ブルー・オレンジのいずれか)
※お客様にてボディカラーはお選びいただけません。
実際にこのマシンでレースに参加している方も2~3人いまして、速い人はAメインに入っています。
しかし、人気がありすぎて売り切れが多いのがちょっと・・・
これ以上のマシンが欲しいときはハイエンド2WDバギー
これ以上のマシンが欲しいときは、思い切ってハイエンド2WDバギーを買うという選択になります。
最近ではハイエンドバギーにも廉価版が発売されてきましたので、3万円ほど出して廉価版を買うのが良いかもしれません。
この辺りになってくると、一度NSスピードウェイに足を運んでいただいて、常連さんに相談しながら決めると失敗が無いと思います。
4WDバギークラスに参加したい場合
4WDバギーの場合も2WDバギーと同じように上位陣はほとんどがハイエンドバギーですが、少しだけ状況が異なります。
それはAメインに入る上位陣の中にはタミヤのDB01「ドゥルガ」やTT-02B「ネオスコーチャー」が入っている点です。
2WDバギーほどはハイエンドとローエンドのマシンの性能差が無い(ホントは差があるけど、まだ何とかなる)ので、腕さえ磨けばミドルクラスやローエンドのマシンでも十分に上位と戦えます。
そのため、タミヤのDB01「ドゥルガ」やTT-02B「ネオスコーチャー、デュアルリッジ」あたりを買って楽しむのが良いと思います。
この2つを比較すると圧倒的にDB01の方が高性能なので、両方とも在庫があるならDB01を選ぶと良いと思います。
そのうち、腕が上がって上位のマシンが欲しくなった時にハイエンドの4WDマシンを買うと良いと思います。
※DB01やTT-02Bを買う場合は、必ずフロントのユニバーサルシャフトも一緒に買いましょう。それだけで大きなトラブルが1つ減りますので必須オプションです。
※ちなみに、新しめマシンであるタミヤのTD4は・・・・。
クラシックバギークラスに参加したい場合
クラシックバギークラスの場合は、正直自分が好きなクラシックバギーを買って参加して大丈夫です。
このクラスは昔懐かしのマシンを使って、低速度のレギュレーションにして、走ることを楽しむレースです。
そのため、好きなマシンを買って参加してOK!
ちなみに参加できるマシンは「2000年以前に発売されたオフロードカーとその復刻版」となっています。
昔あこがれていたホットショットを買うもよし、タミヤ最強のクラシックカーであるトップフォースを買うもよし、当時圧倒的な速さを誇っていたオプティマ系を買うもよし、2WDのスコーピオン系を買うもよし、とにかく自分が欲しいマシンを買って参加するのが正解です!
ただし、懐かしいと言ってもグラスホッパー、ホーネット、グラスホッパー2は他のクラシックマシンと比べて性能的にかなり苦しいのは否めません。
レース中とても辛い思いをすると思いますので、これらのマシンを買う場合はある程度覚悟して買いましょう!
まとめ
いろいろと紹介してきましたが、一番良いのは予算を決めたうえで休日にNSスピードウェイにお越しいただき、常連さんに相談するのがベストです。
皆さん親切に教えてくれますし、場合によっては実物を比較することもできるので時間がある場合はぜひお越しください。(見学&相談はもちろん料金がかかりません。)