NSスピードウェイでツーリングカーデビューしたいのですが、どのマシンを買ったら良いか分かりません。
おすすめを教えていただけると嬉しいです。
ツーリングカーでサーキットを走らせたいということですね。
おすすめのマシンですが、これはサーキット走行でのスタンス(単純に走らせて楽しみたい。レースに出て勝てるようになりたいなど。)によって大きく変わってきますし、予算の問題もありますので、パターン別におすすめを紹介します。
パターン別のおすすめはこちら
今回は、NSスピードウェイでツーリングカーを走らせるという前提でおすすめをご紹介します。
値段を抑えつつ、サーキット走行が楽しめるマシンが欲しい場合
TT-02 TYPE-S(約12,500円)
タミヤの入門用マシンである「TT-02」をパワーアップさせたマシンです。タミヤのマシンの位置付けとしてはローエンド商品としてラインナップされていますが、戦闘力は意外と高くて、このマシンを使ってレースで優勝争いをしている常連さんもいるほどです。値段の割に高性能ですので、とりあえずサーキット走行を楽しみたいという方におすすめです。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC TT-02 TYPE-S シャーシキット [58600]](タミヤ)【 ステップアップを目指すビギナーのためのランクアップシャーシ 】 駆動効率に優れたシャフトドライブ4WDのベーシックシャーシ、TT-02をバージョンアップ。各部のセッティングができ、レースでの競い合いがより楽しくなります。足まわりはリバーシブルサスアームを採用。剛性の高い金属製サスペンションマウントを使用し、リヤのトーインを3度に設定しました。専用の3.0mm厚FRP製ダンパーステーにCVAオイルダンパーを装着。ダンパー取り付け角やリバウンドストロークを最適化し、ギャップの走破性も向上させました。加えて、アッパーアームやステアリングリンケージにターンバックルシャフトを使用。キャンバー角やフロントのトー角の調整が可能です。また、駆動系はフルベアリング仕様とし、カップジョイントやドライブシャフトは全金属製。パワー伝達効率をいっそうアップさせました。
【 主な装備パーツ 】 ●リバーシブルサスアーム ●CVAオイルダンパー ●専用FRP製ダンパーステー(前後) ●金属製サスマウント(リヤトーインは3度に設定) ●ホイールアクスル、ギヤボックスジョイント、ドライブシャフトは全金属製 ●駆動系はフルベアリング仕様 ●アッパーアームやステアリングリンケージなどはターンバックルシャフトを使用 ●メタルダイキャスト製六角ハブ
【 基本スペック 】 ●シャーシ長385mm、シャーシ幅187mm ●ホイールベース257mm ●タイヤ幅/径=前後とも24/64mm ●フレーム=船底形状バスタブタイプ ●駆動方式=縦置きモーター・シャフトドライブ4WD ●デフギヤ=前後とも樹脂製4ベベルタイプ ●ステアリング=3分割タイロッド式 ●サスペンション=4輪ダブルウィッシュボーン ●ダンパー=CVAオイルダンパー ●ギヤ比=キット標準8.27:1(別売のピニオンと組み合わせて11.38:1?7.28:1までの10種類のギヤ比が選択可能) ●モーター=トルクチューン ●駆動系はフルベアリング仕様 ●スピードコントローラー=ESC仕様(別売)
このマシンでサーキットを走りたい場合は、少なくともこちらのオプション(約2000円)を導入しましょう。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。XV-01 アッセンブリーユニバーサルシャフト(フロント 2本) [OP-1515](タミヤ)駆動効率を高め、サスペンションの路面追従性も向上させるアッセンブリーユニバーサルシャフト。衝突によるドッグボーンの脱落も防ぎ、走りの信頼性もアップします。
【適応車種・パーツ】
XV-01、XV-01Tシャーシ ※XV-01TCは組み合わせるサスマウントにより使用出来ません。
※キットにバッテリーは付いていないので、別に用意する必要があります。
ちなみに、TT-02 TYPE-Sの上位版で「TT-02 TYPE-SR」というマシンもありますが、こちらは市場価格で2万円ほどするので、その値段を出すのであれば次に紹介する「TA07 PRO」や「TB-05 PRO」をおすすめします。
値段は少しだけ高くても良いので勝負ができる高性能なマシンが欲しい場合
TA07 PRO(約22,500円)
タミヤのミドルクラスとしてラインナップされているベルト駆動の4WDマシンです。すごくよくできたマシンで、ノーマルでも性能十分!しかもオプションを付けることで更に性能アップもできます。
ノーマルで走りこんで腕を磨けばレースでも十分に戦えるのでおすすめのマシンです。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC TA07 PRO シャーシキット [58636]](タミヤ)【 モーター搭載位置が選べる革新のフレームで新時代へ 】 世界のレースを戦うTRFのノウハウを投入した電動RC 4WDツーリングカーシャーシの組み立てキットです。最適なロール&ピッチング剛性を発揮させるために、ナロータイプのロワデッキにアッパーフレームを組み合わせたコンポジットシャーシを採用し、フレームの一部を脱着することでシャーシ剛性の調整も可能となっています。駆動方式はシングルベルト4WD。ハンドリングに影響を及ぼす重量物といえるモーターの搭載位置が3箇所選べ、様々なコースレイアウトやセッティングに対応。さらにピュアレーサーTRF419の足まわりやステアリング系を使用し、前後にギヤデフを装備。もちろんPROの名にふさわしく、TRFダンパーやアッセンブリーユニバーサルシャフトなど高機能パーツを標準装備しました。
【 主な装備パーツ 】 ●樹脂製ロワデッキとアッパーフレームを組み合わせたコンポジットシャーシ ●アルミモーターマウント ●オイル封入式ギヤデフ(前後) ●TRF419系サスアーム&アップライト ●アッセンブリーユニバーサルシャフト(前後) ●TRFスペシャルダンパー ●ハイトルクサーボセイバー ●片持ち式サーボマウント ●アルミターンバックルシャフト ●フルベアリング仕様
【 基本スペック 】 ●シャーシ長370mm(ボディ等含まず) ●シャーシ幅=187mm ●ホイールベース=257mm ●フレーム=樹脂製ロワデッキとアッパーフレームを組み合わせたコンポジットタイプ ●駆動方式=横置きモーター・シングルベルトドライブ4WD ●デフギヤ=前後ともオイル封入式ギヤデフ ●ステアリング=3分割タイロッド式 ●サスペンション=4輪ダブルウィッシュボーン ●ダンパー=TRFダンパー
【 別にお求めいただくもの 】 ●ボディ ●ブラシレスモーター ●タイヤ ●RC装置 ●走行用バッテリー、充電器 ●送信機用電源
下で紹介するTB-05PROと競合するマシンですが、初心者にはベルト駆動であるこちらのマシンの方がややおすすめです。
※キットにタイヤ、モーター、バッテリーなどは付いていないので、別に用意する必要があります。
TB-05 PRO(約26,500円)
タミヤのミドルクラスとしてラインナップされているシャフト駆動の4WDマシンです。こちらもすごくよくできたマシンで、ノーマルでも性能十分!しかもオプションを付けることで更に性能アップもできます。
こちらもノーマルで走りこんで腕を磨けばレースでも十分に戦えるのでおすすめのマシンです。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC TB-05 PRO シャーシキット [58658]](タミヤ)駆動効率に優れたシャフトドライブ4WDを採用したTBシリーズの最新バージョン。ロワデッキとサイドフレームを一体成形したメインシャーシは、左右対称デザインを追求して左右のハンドリングバランスを最適化。走行安定性重視のフロントモーター・レイアウト、加速性重視のリヤモーター・レイアウトの2タイプを選択可能。
※キットにタイヤ、モーター、バッテリーなどは付いていないので、別に用意する必要があります。
値段はすごく高くても良いので一番高性能のマシンが欲しい場合
TA07RR(約53,000円)
上で紹介しているTA07 PROのフルオプション版です。究極のTA07と言える仕様です。値段も高いですが、これで負けたのならば言い訳できないマシンです。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC TA07RR シャーシキット 【RC特別企画】 [47445]](タミヤ)【 シャーシ剛性の最適化によりグリップを高め、コーナリング性能をアップ 】 ナロータイプのロワデッキにアッパーフレームを組み合わせたコンポジットシャーシを採用し、駆動方式はシングルベルト4WD。さらに、モーター搭載位置が3箇所選べ、様々なコースレイアウトやセッティングに対応するツーリングカーシャーシTA07PRO。このシャーシに、TRFメンバーが厳選したオプションパーツを満載して、レースの勝利を狙える仕様に仕上げたのがTA07RRです。専用のカーボンフロントステフナーによりロールのしなやかさは保ちつつピッチング剛性を向上。フロントのグリップ感を高めて安定したコーナリング性能を生み出します。さらに、駆動系はダブルカルダンドライブシャフトをはじめ、TRF420フロントアクスル、アルミセンタープーリーなどで高効率化。足まわりはTRF419サスペンションアップグレードセットやアルミアジャスタブルサスマウントなどでより繊細なセッティングが可能。専用サーボマウントや前後共ソフトタイプのスタビライザーもセットしました。
【 主な装備パーツ 】 ●カーボンフロントミドルステフナー ●アルミステフナーマウント ●アルミサーボマウント ●カーボン強化Aパーツ(バルクヘッド) ○アルミアジャスタブルサスマウント ○ TRF419 サスペンション アップグレードセット ○TRF420 フロントダイレクトプーリー(37T) ○TRF420ギヤデフセット ○TRF420 フロントアクスル ○ダブルカルダン用ドライブシャフト(42サイズ、2本) ○TRFスーパーショートビッグボアダンパー(4本) ○TRF420 スチールフロントダイレクトカップセット ○スタビエンド一体型5mmアジャスター(4個) ○TRF420 スチールフロントダイレクトカップセット ○TA07カーボンダンパーステーセット(TRF-SSBB用) ○TA07 アルミステアリングアームセット ○TA07アジャスタブルアッカーマンセット ○TRF-SSBBダンパー用アップグレードセット
【 別にお求めいただくもの 】 ●ボディ ●540タイプモーター(ブラシレスモーター推奨)●タイヤ ●ホイール ●RCメカ:ESC、ロープロファイルサーボ(推奨)付き2チャンネルプロポ ●走行用バッテリー、充電器 ●送信機用電源
※写真はキットを組み立てたものです。
NSスピードウェイで走らせる場合、フロントもギヤデフの方が良いので、こちらのオプションも同時に購入しましょう。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。TRF420 ギヤデフセット [SP-1649]](タミヤ)TRF420シャーシに標準装備されているギヤデフセットです。37Tの駆動比はそのままにデフケースの肉厚を可能な限り薄くすることで、約1.5gの軽量化を実現しました。ギヤデフ内のギヤ、デフカップ、ガスケット等のパーツはTRF419系の部品がそのまま使えます。
※キットにタイヤ、モーター、バッテリーなどは付いていないので、別に用意する必要があります。
TB-05R(約49,000円)
上で紹介しているTB-05 PROのフルオプション版です。究極のTB-05と言える仕様です。値段も高いですが、これで負けたのならば言い訳できないマシンです。
ラジコン、エアガン、鉄道模型は専門店特価のスーパーラジコン。1/10RC TB-05R シャーシキット [47456]](タミヤ)★駆動効率に優れたシャフトドライブ4WDとシンメトリー構造を採用したTB-05シャーシをアップグレード。★専用のカーボン強化シャーシとモーターマウントを採用し、フロントモーターに特化。★SSBBダンパー+を装着した足まわりはTRF419サスペンションアップグレードセットなどでより繊細なセッティングが可能です。
全長=368 mm 写真はキットを組み立てたものです。
※ボディ、タイヤ、ホイール、モーター、RCメカ、バッテリーはキットに含まれません。
※キットにタイヤ、モーター、バッテリーなどは付いていないので、別に用意する必要があります。
ボディは何を買ったら良い?
今回紹介したマシンはボディが別売りとなっていますので、ボディを購入する必要があります。
では、何を買ったら良いか?答えは
ツーリングカー用であれば好きなボディを買ってOK!
厳密にはボディによって走行性能が変わりますが、最初はそんなの気にする必要はありません。とにかく好きなボディを選んで買いましょう!
入門用のTT-02はダメなの?
タミヤの入門用キットでTT-02と言うのがあります。とても良くできた入門用マシンで値段も安くて悪くなく、他のサーキットではおすすめしているケースもあるのですが、あえて今回のおすすめには挙げませんでした。
その理由としては次のような点です。
- サーキットでの走行を前提にすると、いくつかオプションを入れた方が良い。
- でもオプション代がバカにならない。(TT-02 TYPE-Sとかが普通に買えちゃう)
- 上手くなったら結局上位のマシンに買い替えることになる。(それなら最初から少し上のマシンを買った方が得)
- NSスピードウェイには無料レンタルラジコンで入門用マシンがあるので最初はそれで練習すればOK!
タミヤ以外のマシンはダメなの?
今回紹介したのはタミヤのマシンだけですが、他のメーカーのマシンでも大丈夫です。
ただ、常連さんの多くはタミヤのマシンを使っていますのでアドバイスを受けやすいことと、部品が壊れた時にアフターパーツが手に入りやすいという理由でタミヤのマシンをおすすめしています。
結局、初心者にはどれがおすすめなの?
今回、複数のマシンを紹介したので、まだ迷っている方も多いと思います。
今回紹介したマシンの中で、更にどれがおすすめかと言いますと、とにかく予算を抑えたい方は「TT-02 TYPE-S」、もう少し金額を出せるという方には「TA07 PRO」です。
その理由として
「TT-02 TYPE-S」は、とにかくコストパフォーマンスが高くて十分に走るマシンという点がおすすめで、「TA07 PRO」はミドルクラスのマシンでありセッティングで変更できる箇所が多く、上達してからもマシンをいじる楽しみがあるという点がおすすめです。
他にもここでは書ききれない内容もたくさんありますので、迷っている方はNSスピードウェイの常連さんに相談してみるといろいろと教えてくれます。その後に決めても良いと思います。
走行させるには他にも必要なものがあります
ラジコンは、キットだけを買っても走らせることができません。
他にも、「送信機(プロポ)」、「受信機」、「サーボ」、「アンプ(ESC)」、「バッテリー」、「充電器」が必要です。おすすめのものは常連さんに相談いただくのが一番早いですが、送信機(プロポ)とサーボについてはおすすめに関する記事がありますのでこちらをご覧ください。
送信機(プロポ)のおすすめの記事はこちら
質問 最近、サーキットに通い始めたばかりのラジコン初心者です。プロポについて質問があります。 私は安さに惹かれてタミヤのファインスペック2.4Gを買ったのですが、サーキットの常連さんの話によると、「サーキットでラジコンを …
サーボのおすすめの記事はこちら
今回の記事は、次のような人向けにおすすめサーボを紹介しています。 ほんの少しでも将来サーキットに行く可能性がある人 最初からサーキットでの走行もやってみたいと思っている人 タミヤのエキスパートビルドに付いているサーボや、2千円や3千円の安いサーボでは速度が遅すぎたり、内部のギヤがプラ製で壊れやすかったりします。