今回は、冬のラジコンレースに必須となるラジコン用のタイヤウォーマーのお話です。
タイヤは冷えているときはグリップ力が低く、温まるとグリップ力が高くなる性質があります。
練習でも走り始めはグリップが低くても、何周か走るとグリップが良くなって走りやすくなったりした経験があると思います。
練習だと何周か走ってタイヤを温めることができるんですが、レースになるとどうでしょう?
タイヤが温まる前にスタート準備が始まって、そのままスタート!、そして序盤に苦労するなんてことも良くあります。
夏場などでは特に問題ないことも多いんですが、冬になるとタイヤはキンキン!路面も冷え冷え!
なかなかタイヤは温まりません。
そんな時に便利なのがタイヤウォーマーです!
走行前にタイヤウォーマーを使ってタイヤを温めておけば、グリップが高い状態で走り始めることができます。
冬場にレースに参加する場合は、必ず持っておきたいアイテムです。そんなタイヤウォーマーは大きく分けて2種類ありますので簡単に紹介します。
カップ式
1つはカップ式のタイヤウォーマーです。
カップの内側が温まる仕組みで、タイヤにかぶせて使います。
例えば、このタイヤにかぶせると
こんな感じになります。ピタッとハマるのでまんべんなく温めることができるのがメリットです。
カップのサイズは、ツーリングカーのタイヤに合わせて作られているので、MシャーシやF-1をするときはサイズが合わずに使いにくいのが欠点です。
ベルト式
もう一つはベルト式です。
ベルトの内側が温まる仕組みで、タイヤに巻き付けて使います。
例えば、Mシャーシのような系の小さいタイヤに巻き付けるとこんな感じになります。
マジックテープで固定される仕組みです。
ちなみに、ベルトの長さは十分にありますので、ツーリングカーにも使えます。
カップ式と比べると巻き付ける際に多少の手間がかかりますが、タイヤサイズが異なる複数のレースに参加する場合はベルト式を選択するという考え方もあります。
冬になると、オークションでも値段が上がる傾向があるので、値段が安めの夏場や秋の始まりごろまでに買っておきましょう。
基本的にはタイヤウォーマーを使うには安定化電源も必要
と、ここまでタイヤウォーマーをおすすめする事だけ書いてきましたが、実はタイヤウォーマーだけを買っても使う事ができません。。。。
なぜなら、タイヤウォーマーは電源として12Vの安定化電源が必要だからです。ちなみに、こんなやつです。
この12Vの電源につなぐことによってやっと使う事ができるわけです。
ここで、一つの問題が発生します。
ラジコン用として売っている安定化電源は高いのです!
安くても1万円ちょっと、通常では1万5000円から2万以上!
高いですよね。。。
もちろん、お金をかけてラジコン専用の安定化電源を買っていただくのが一番問題ないのですが、もし電気的な知識がある場合は、PC用のATX電源を改造して12V安定化電源を作ると安く済ませることができますので、自作するという方法もあります。
もし、充電器もこれから買うというタイミングであれば、安定化電源を出力できるタイプの充電器を買うというのも一つの方法です。
この辺りは、常連さんに相談しながらどうするか決めましょう!